市田柿(読み)いちだかき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「市田柿」の解説

市田柿[果樹類]
いちだかき

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
長野県飯田市下伊那郡産の干し柿。下伊那郡高森町市田の原産、約600年前から栽培される渋柿である。昔から冬の保存食として用いられた。10月下旬から11月中旬まで収穫・皮剥きをおこない、およそ1ヶ月のあいだ乾燥させる。天竜川から発生する朝霧が柿をゆっくりと熟させる。食物繊維も豊富に含まれている。2006(平成18)年11月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5002123号。地域団体商標の権利者は、みなみ信州農業協同組合・下伊那園芸農業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「市田柿」の解説

市田柿

長野県の飯田市、下伊那郡で生産される渋柿。地域団体商標。干し柿に加工して食する。名称は、下伊那郡の旧・市田村(現在の高森町)が原産であることにちなむ。

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