市貝(読み)いちかい

改訂新版 世界大百科事典 「市貝」の意味・わかりやすい解説

市貝[町] (いちかい)

栃木県東部,芳賀郡の町。1972年町制。人口1万2094(2010)。喜連川丘陵南部,小貝川上流域を占める。中心集落は真岡鉄道の駅がある市塙。南西部の低地では米作のほか,ビニルハウスによってトマトなどの野菜が生産され,丘陵地では畜産やコンニャク栽培が行われる。1970年代半ばに工業団地がつくられた。真岡市など町外への通勤者も多い。伝統産業として県の無形文化財の指定を受けた田野辺の武者絵がある。江戸時代後期の上層農家入野家住宅は重要文化財に指定されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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