布藤村(読み)ふとうむら

日本歴史地名大系 「布藤村」の解説

布藤村
ふとうむら

[現在地名]磐梯町更科さらしな

磨上すりあげ新田村の南、日橋につぱし川の東岸に位置する。本村高森たかもり(五九八・三メートル)の北麓を占める。川西組に属し、普藤・不透とも記した。本村集落は東住ひがしじゆうと西住の二地域に分れ、本村の西方に端村宝性尻ほうしようじり(法正尻)がある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では猪苗代郡のうちに不透とみえ、高一〇一石余。文化一五年(一八一八)の村日記では高五五六石余。「新編会津風土記」によると家数は東住七・西住七・宝性尻八。また東住の南に一区があり家数二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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