帆影（読み）ホカゲ

デジタル大辞泉

ほ‐かげ【帆影】

遠くに見える船の帆。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

はん‐えい【帆影】

1. 〘 名詞 〙 遠くに見える船の帆(ほ)。また、帆船。ほかげ。
   1. [初出の実例]「恵船軽く浮かびて、帆影は九天に扇ぐ」(出典：日本霊異記（810‐824）中)
   2. [その他の文献]〔李端‐送客赴洪州詩〕

ほ‐かげ【帆影】

1. 〘 名詞 〙 遠くに見える帆の姿。また、船体は見えず帆だけが見える場合をいう船方ことば。
   1. [初出の実例]「海上俄に陸(くが)地に成て、帆影(ホカゲ)に見ゆる山もなし」(出典：太平記（１４Ｃ後）一六)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【帆影】はんえい

帆のすがた。明・高啓〔楊礼曹の秋日贈らるるに次韻す〕詩　江の影は、秋(しうぶ)の外　故の砧聲(ちんせい)は、樹の中

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出典　平凡社「普及版 字通」