帯島村(読み)たいしまむら

日本歴史地名大系 「帯島村」の解説

帯島村
たいしまむら

[現在地名]大野村帯島

高家こうげ川流域の丘陵地帯にあり、西は大野村・水沢みずさわ村、東は侍浜さむらいはま(現久慈市)、南は夏井なつい(現同上)、北は阿子木あこぎ村。正保国絵図に村名がみえ高四〇石余。元禄一〇年(一六九七)の郷村御内所高帳では高一二二石余、ただし同高は帯島村のほか、水沢村・阿子木村を含み、帯島村のみでは高四五石余で畑方のみ。天保五年(一八三四)の南部領高辻帳による〆高は田四石余・畑七六石余。同八年の仮名付帳では枝村として水沢村を記載。旧高旧領取調帳では高五一石余。盛岡藩北野きたの牧は侍浜村にあり、一部が当村に連なった。延宝二年(一六七四)北野牧からの逸走馬による農作物被害があり、大野村・水沢村・阿子木村とともに八戸藩に訴えている(久慈文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android