帰国(読み)キコク

デジタル大辞泉 「帰国」の意味・読み・例文・類語

き‐こく【帰国】

[名](スル)
外国から母国に帰ること。帰朝。「外遊から帰国する」
故郷に帰ること。帰郷
「二三日うちに―する筈になっていたので」〈漱石こゝろ
[類語]帰郷帰省里帰り帰還帰京帰参

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精選版 日本国語大辞典 「帰国」の意味・読み・例文・類語

き‐こく【帰国】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外国から自分の国に帰ること。帰朝。
    1. [初出の実例]「いやとよ、旁をまうけて後は唐衣、帰国の事も思はすと」(出典:光悦本謡曲・唐船(1554頃))
    2. 「第六降兵は滞漫なく帰国せしむべし」(出典:新聞雑誌‐一〇号・明治四年(1871)八月)
  3. 郷里へ帰ること。帰郷。
    1. [初出の実例]「去廿日返給本領帰国」(出典吾妻鏡‐建久四年(1193)五月二八日)
    2. 「請取書をしやれ、身共帰国(キコク)の節、とん屋どもへ相とどける」(出典:滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)四)

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普及版 字通 「帰国」の読み・字形・画数・意味

【帰国】きこく

故郷に帰る。〔晋書、陶侃伝〕未だせざること一年、位を(ゆづ)りて國に歸らんと欲す。佐等、(ねんご)ろに之れを留む。

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