帰巣(読み)キソウ

デジタル大辞泉 「帰巣」の意味・読み・例文・類語

き‐そう〔‐サウ〕【帰巣】

動物自分の巣や繁殖場所に再び帰ってくること。「帰巣本能」

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精選版 日本国語大辞典 「帰巣」の意味・読み・例文・類語

き‐そう‥サウ【帰巣】

  1. 〘 名詞 〙 動物が、巣から遠く離れてもまたそこへ帰って来ること。
    1. [初出の実例]「動物には帰巣しようとする習性がある」(出典:鳥獣戯話(1960‐62)〈花田清輝〉三)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「帰巣」の意味・わかりやすい解説

帰巣
きそう
homing

動物が特定の場所へ戻ることをいう。ハチ類が採餌場所から巣へ戻る場合や,もっと大規模な魚の回帰や鳥の渡りなどに典型的にみられる。ハチや鳥の場合には,太陽位置などが目印に,サケなどが生れた川に戻る場合には,河口近くでは匂いが関係している。また伝書バトの場合には学習も関連している。

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