帰路(読み)きろ

精選版 日本国語大辞典 「帰路」の意味・読み・例文・類語

き‐ろ【帰路】

〘名〙 帰る時に通る道。帰り道。また、帰る時。帰途復路。⇔往路
田氏家集(892頃)上・九日上山行「終日散労帰路暮、風吹涼葉行前」 〔張南史‐春日道中寄孟侍御〕

かえり‐じ かへりぢ【帰路】

〘名〙 帰る道。かえりみち
※班子女王歌合(893頃)「あかずして今朝のかへりぢおもほえず心を一つおきてこしかば」

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デジタル大辞泉 「帰路」の意味・読み・例文・類語

き‐ろ【帰路】

帰り道。帰途。「帰路につく」
[補説]書名別項。→帰路
[類語]帰り帰り道帰途復路

きろ【帰路】[書名]

立原正秋小説。昭和55年(1980)刊行の、著者最晩年の作品

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普及版 字通 「帰路」の読み・字形・画数・意味

【帰路】きろ

帰るみち。南朝宋・謝霊運〔永初三年七月十六日、郡に之(ゆ)かんとして初めて都を発す〕詩 從來漸く二紀 始めて歸路に傍(そ)ふことを得たり

字通「帰」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「帰路」の解説

帰路

北方謙三のハードボイルド短編集。1988年刊行。

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