常世物(読み)トコヨモノ

デジタル大辞泉 「常世物」の意味・読み・例文・類語

とこよ‐もの【常世物】

常世の国2から田道間守たじまもりが持ち帰ったと伝えられるところから》たちばな古名
「―この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」〈・四〇六三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常世物」の意味・読み・例文・類語

とこよ‐もの【常世物】

  1. 〘 名詞 〙 常世からのもの。田道間守(たじまもり)が常世の国から持ち帰ったというところから、橘(たちばな)のことをいう。
    1. [初出の実例]「等許余物能(トコヨもノ)この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」(出典万葉集(8C後)一八・四〇六三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android