常名村(読み)ひたなむら

日本歴史地名大系 「常名村」の解説

常名村
ひたなむら

[現在地名]土浦市常名・並木なみき一―四丁目・都和つわ一―三丁目

殿里とのざと村の北西に位置する。中世には菅谷治貞の居城常名城が築かれたが、天正一八年(一五九〇)に佐竹氏に滅ぼされた(土浦市史)。江戸初期に土浦藩領となり、延宝五年(一六七七)三月、土屋数直によって検地が実施された(「常陸国新治郡南庄常名村検地帳」菊田節氏蔵)田畑作物は天保四年(一八三三)八月二日の乍恐以書付御届奉申上候(吉田忠重氏蔵)に「中稲之分当村青毛ニテ被倒吹晩稲之分未タ出穂ニ差掛リ花盛ニ御座候間、(中略)畑方粟、稗、木綿荏胡麻、蕎麦、菜、大根之類」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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