常宮浦(読み)じようぐううら

日本歴史地名大系 「常宮浦」の解説

常宮浦
じようぐううら

[現在地名]敦賀市常宮

西にし浦一〇ヵ浦の一。南西縄間のうま浦に接し、東は常宮湾に臨み、北西西方さいほうヶ岳を仰ぐ。「気比社記」に往古沓浦くつのうらの内と記され、元禄一七年(一七〇四)三月の常宮浦網場出入ニ付沓浦百姓願書写(沓山本家文書)も「沓浦より之出村ニ御座候ヘハ、沓浦海上口ハ縄間浦海境、下ハ手浦海境ニ御座候」と記す。天正一九年(一五九一)閏正月一二日付常宮浦惣中詫証文(同文書)に「常宮惣中代」と地名みえ、慶長二年(一五九七)六月二一日手浦山ニ付手浦惣中一札写(同文書)に常宮浦と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報