常平義倉(読み)じょうへいぎそう

世界大百科事典(旧版)内の常平義倉の言及

【義倉】より

…このころまでの義倉は,凶年に貧民に種子や食糧を配給するという社会保障的な目的をもっていたが,重い負担であるうえ,管理する側の悪用流用が多く,均田制の崩壊とともに消滅した。 ついで,唐中期,憲宗のとき常平義倉が置かれ,農民から1畝につき2升の粟を徴収して非常に備え(義倉の機能),同時に秋に米穀を安く買い春以後に高く売り出した(常平倉の機能)。宋代でもこの傾向が進み,飢饉対策よりも需給関係の調整に重点がおかれた。…

※「常平義倉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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