常無(読み)つねなし

精選版 日本国語大辞典 「常無」の意味・読み・例文・類語

つね‐な・し【常無】

〘形ク〙
① 永久不変でない。変わりやすい。無常である。はかない。
万葉(8C後)三・四六五「うつせみの世は無常(つねなし)と知るものを秋風寒みしのびつるかも」
② 一定していない。それと決まっていない。不定である。
※俳諧・本朝文選(1706)三・譜類・百鳥譜〈支考〉「世を便々といふ鳥ありて、春秋のさかゐをしらず、遊ぶ所又常なし」
つねな‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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