常盤井図子町(読み)ときわいずしちよう

日本歴史地名大系 「常盤井図子町」の解説

常盤井図子町
ときわいずしちよう

上京区新町通小川間武者小路上ル

東西に通る元誓願寺もとせいがんじ通と武者小路むしやこうじ通の間、南北に通る新町しんまち通と小川おがわ通の間。

後柏原天皇の猶子常盤井宮ときわいのみや御所のあったところから町名が付けられた。中古京師内外地図にはこの辺りの方一町に「常盤井ノ宮」とあり、中昔京師地図にも「トキハノ宮御所」とある。常盤井宮については「親長卿記」明応四年(一四九五)五月五日条に「有火事、武者小路云々、風靡北、常盤井宮・徳大寺・左府・尊体寺等焼失」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android