常盤神社(読み)ときわじんじや

日本歴史地名大系 「常盤神社」の解説

常盤神社
ときわじんじや

[現在地名]能代市天内字白岩

天内あまないの東方一・五キロの米代川河岸の段丘上にある。付近は森林地帯。祭神は大己貴命・少彦名命・大山祇命など。もと白岩しらいわ神社と称したが、大正七年(一九一八)常盤・魔面まおもて栩木台とちのきだいさいかちなどの諸社を合祀して常盤神社と改称(「神社明細帳」秋田県庁蔵)。旧村社。

常盤村史下調(佐藤家文書)によれば、白岩神社の創立は天長年間(八二四―八三四)慈覚が白岩釜屋しらいわかまやに薬師観音を祀ったことに始まり、延元年間(一三三六―四〇)天内村の開祖甚助が現在地に移したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android