常陸誌料郡郷考(読み)ひたちしりようぐんごうこう

日本歴史地名大系 「常陸誌料郡郷考」の解説

常陸誌料郡郷考
ひたちしりようぐんごうこう

一二巻三冊

別称 常陸国郡郷考 宮本茶村著

成立 安政六年

分類 地誌

写本 東京大学史料編纂所ほか

版本 内閣文庫・茨城県歴史館ほか

解説 常陸国の建国原始・境土・土壌沃・田額・出挙調庸・馬牧・駅伝馬・健児・太守・国造などを記し、さらに「常陸国風土記」「和名抄」などから郡郷を立て、各郡郷ごとにその沿革・地名の由来・神社・庄保・山川などを記す。記述は主として近世以前で、常陸国内および下野国陸奥国の一部にわたり、考証的な面が多い。一国地誌としてよく整い、古代中世の研究上欠くことのできない文献である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android