乗入る(読み)ノリイル

デジタル大辞泉 「乗入る」の意味・読み・例文・類語

のり‐い・る【乗(り)入る】

[動ラ五(四)]
乗り物に乗ったまま中に入る。
ジブラルタル瀬戸目的めがけて―・りつつ」〈魯文西洋道中膝栗毛
騎馬敵陣に攻め入る。
「来島が兵は蛤御門に―・りて」〈染崎延房・近世紀聞〉
[動ラ下二]のりいれる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗入る」の意味・読み・例文・類語

のり‐い・る【乗入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
    1. 乗物に乗ったままでその内にはいる。乗物のままその中へはいる。
      1. [初出の実例]「ジブラルタルの瀬戸を目的(めがけ)乗入(ノリイ)りつつ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文一一)
    2. 騎兵敵軍に攻め入る。乗り込んで攻める。せめこむ。
      1. [初出の実例]「来島が兵は蛤御門に乗入(ノリイリ)会津と戦争最中なるゆゑ」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙のりいれる(乗入)

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