幣串(読み)ヘイグシ

デジタル大辞泉 「幣串」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぐし【幣串】

木綿ゆう・麻・紙などの四手しでを挟むための木や竹。また、そうして作った幣帛へいはく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幣串」の意味・読み・例文・類語

へい‐ぐし【幣串】

〘名〙
① 神の表象となる御幣
江家次第(1111頃)一一「毎月一日被例供廿合、〈略〉幣串八筋、黒塗平文也」
② 神に供える幣帛(へいはく)をはさむ串。祓(はらえ)に用いる串。多く白木の棒を用いる。
※俳諧・犬子集(1633)一一「ふのりの上にのする幣串 祈祷してはやめ薬や呑ぬらん〈貞徳〉」

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