平井新田村(読み)ひらいしんでんむら

日本歴史地名大系 「平井新田村」の解説

平井新田村
ひらいしんでんむら

[現在地名]吉田町平井新田

集落と耕地野本のもと新田村と錯雑する。粟生津あおうづ村の荒蕪地を開発し、承応三年(一六五四)長岡藩検地をうけた(皇国地誌)。元禄郷帳によると粟生津村の枝郷で、高二七八石一斗余。当村および野本新田村の開発には、願生がんしよう寺・伝流でんりゆう寺を中心とする真宗門徒の力が大きい。承応検地以後長岡藩領、元禄一六年(一七〇三)幕府領、文化一四年(一八一七)与板藩領(「富所家由緒及び吉田村沿革」富所尚夫氏蔵など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android