平林寺村(読み)へいりんじむら

日本歴史地名大系 「平林寺村」の解説

平林寺村
へいりんじむら

[現在地名]岩槻市平林寺

金重かなしげ村の西に位置し、村名は寛文三年(一六六三)まで当地にあった禅刹平林寺に由来。中世には渋江しぶえ郷金重村に含まれていた。江戸時代には宝暦六年(一七五六)までは岩槻藩領、以後幕府領。田園簿に村名がみえ、高は田方三三石余・畑方六〇石余、ほかに平林寺領五〇石がある。延宝八年(一六八〇)の岩付領内村名石高家数人数寄帳(吉田家文書)によると高二七六石余、家数三五(本百姓二一・分ケ地八・水呑五・寺一)、人数二一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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