平気の平左衛門(読み)へいきのへいざえもん

精選版 日本国語大辞典 「平気の平左衛門」の意味・読み・例文・類語

へいき【平気】 の=平左衛門(へいざえもん)[=平左(へいざ)

  1. ( 「へい」を重ねて語呂を合わせ、人名のように表現したもの ) まったく動じないこと。ものともしないこと。へいき孫左衛門。
    1. [初出の実例]「そこへいっちゃアへいきの平左衛門といふは、わっちのことさ」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)九)
    2. 「伯父は平気の平左で聞いて居る」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android