平津庄(読み)ひらつのしよう

日本歴史地名大系 「平津庄」の解説

平津庄
ひらつのしよう

米田町平津よねだちようひらつを遺称地とする京都長講堂領庄園。建久二年(一一九一)一〇月の長講堂領目録(島田文書)に庄名がみえ、元三雑事・三月御八講の砂五両などを負担している。正安元年(一二九九)五月二五日の後深草上皇書状(里見家文書)にも庄名がみえる。応安七年(一三七四)一〇月三日、播磨守護赤松義則は当庄に対する役夫工米徴収の停止を命じられている(「足利将軍家御教書案」東寺百合文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android