年戒(読み)ネンカイ

デジタル大辞泉 「年戒」の意味・読み・例文・類語

ねん‐かい【年戒】

受戒して僧となってからの年数戒臘かいろう年臘ねんろう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年戒」の意味・読み・例文・類語

ねん‐かい【年戒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語僧侶の受戒後経過した年数。安居(あんご)規準として計算する。年臘戒臘
    1. [初出の実例]「小野の流は益信の相弟子に聖宝僧正とて知法無双の人ありき。〈略〉しかれど、年戒おとられけるゆへにや、法皇御灌頂の時は色衆につらなりて嘆徳と云ことをつとめられたりき」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
  3. 年齢と戒臘。
    1. [初出の実例]「専有者自高専年戒共に上首也」(出典:大乗院寺社雑事記‐文正元年(1466)六月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android