年輪年代学(読み)ねんりんねんだいがく(英語表記)dendrochronology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「年輪年代学」の意味・わかりやすい解説

年輪年代学
ねんりんねんだいがく
dendrochronology

1904年アメリカの A.ダグラスによって考え出された年代測定法樹木年輪は,通常中央部より周辺部のほうが幅が狭くなるが,毎年の気候変化に伴ってその幅は変化する。それゆえ気候の変化の型に従って一定の年輪型ができるので,この年輪型を利用して,住居跡や文化層に残る木材の年輪と比較して,年代決定をすることができる。特に乾燥地では効果が著しく,アメリカでは 2000年前までの年輪の変化がたどれるようになっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android