年齢制限(女子テニスの)(読み)ねんれいせいげん/じょしてにすのねんれいせいげん(英語表記)Age Eligibility Rule

知恵蔵 の解説

年齢制限(女子テニスの)

女子テニスは当初から低年齢化の傾向を抱えていた(ウィンブルドンの史上最年少優勝者は1887年のC・ドッドで15歳285日)。1980年代にプロ化が進み教育放棄などの問題深刻化したため、WTAは95年に掲げたプロ開発10年計画に、年齢による出場数の制限を定めた。プロ宣言は14歳まで認められず、14歳の選手は年間7大会とフェドカップだけ。15歳は9大会、WTA選手権、フェドカップだけなど17歳まで制限を加えている。

(武田薫 スポーツライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報