江戸川乱歩の推理小説評論集。正編は1951年(昭和26)、その改訂増補版と続編は54年に刊行。著者の推理小説に対する情熱と実作者としての経験に裏打ちされた該博(がいはく)な知識にあふれ、内外を通じても第一級の評論、研究書といえる。「探偵小説の定義と類別」「探偵作家としてのエドガー・ポー」「怪談入門」「倒叙推理小説」などはとくに力作であり、続編に収められた「類別トリック集成」「英米の短編探偵小説吟味」「探偵小説に描かれた異様な犯罪動機」などは綿密な分析的論文で、この分野のものとしては必読の文献である。本書が戦後日本の推理小説の発展に寄与した功績は大きく、正編は1952年、日本探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)を受賞した。
[厚木 淳]
『『江戸川乱歩全集18・19』(1979・講談社)』
発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...
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