幼し(読み)イトキナシ

デジタル大辞泉 「幼し」の意味・読み・例文・類語

いとき‐な・し【幼し/稚し】

[形ク]いとけない」に同じ。
延政門院―・くおはしましける時」〈徒然・六二〉

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精選版 日本国語大辞典 「幼し」の意味・読み・例文・類語

いとき‐な・し【幼なし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙いとけない(幼)
    1. [初出の実例]「在(イトキナイトキ)にして勤め、謙(へりくだ)り恭(ゐやま)ひ慈(うつくし)び順(したが)ふ」(出典日本書紀(720)顕宗元年正月(図書寮本訓))
    2. 「老いたる親、いときなき子、君の恩、人の情、捨てがたしとて捨てざらんや」(出典:徒然草(1331頃)五九)

おさ‐な・しをさ‥【幼】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙おさない(幼)

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