幽霊生徒（読み）ゆうれいせいと

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幽霊生徒

連絡が取れないまま学校に籍だけが残っている生徒のことで、｢籍だけ生徒｣とも呼ばれる。学校現場では教員数の加配などに影響することが指摘されてきた。大阪府では、府と教育長がこういった生徒の実態調査を府立高校を対象に行った結果、2016年4月時点で全日制で260人、定時制で140人と連絡が取れず、行方が分からないことが判明した。大阪府と教育庁では、正当な理由なしに欠席が一定期間続く生徒を退学処分にできるルールを作成。新ルールでは、病気やいじめ、家庭事情など正当な理由なく欠席が1カ月続いた場合は｢就学意思確認書｣の提出を求める。提出されない場合、欠席が4カ月続けば「退学処分予告状」を交付し、6カ月で退学処分の手続きができるようにするという。

(2017-1-24)

出典　朝日新聞出版