広重 徹(読み)ヒロシゲ テツ

20世紀日本人名事典 「広重 徹」の解説

広重 徹
ヒロシゲ テツ

昭和期の科学史家 日本大学理工学部教授。



生年
昭和3(1928)年8月28日

没年
昭和50(1975)年1月7日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
京都大学理学部物理学科〔昭和27年〕卒

学位〔年〕
理学博士

経歴
京大では湯川研究室で素粒子論を専攻したが、卒業後は科学史研究に転じた。日大理工学部教授。昭和35年「戦後日本の科学運動」を出版した後、三段階論の武谷三男批判、小倉金之助批判などを通して、戦後の啓蒙的科学主義を鋭く批判、日本の科学史学を学問として確立することに情熱を注いだ。代表的著作に学説史では「近代物理学史」「物理学史」、社会史では「科学と歴史」「科学の社会史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「広重 徹」の解説

広重 徹 (ひろしげ てつ)

生年月日:1928年8月28日
昭和時代の科学史家。日本大学教授
1975年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android