広陵王璽(読み)こうりようおうじ

世界大百科事典(旧版)内の広陵王璽の言及

【印章】より

…その点近年出土した実物は確実な証拠として尊重され,陝西省咸陽韓家湾出土の〈皇后玉璽〉,同陽平岡出土の〈朔寧王太后璽〉,山東省嶧県出土の〈平東将軍章〉などの優品がある。とりわけ江蘇省で出土した後漢の〈広陵王璽〉は,江戸時代に福岡県の志賀島で出土した〈漢委奴国王〉印と年代的に近く,日本古代史家からも注目されている。魏晋南北朝の印章は,形式は漢印にならっているが,後代になるほど印は大きくなり,鈕も粗大で印文も変化し劣悪になる。…

※「広陵王璽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android