庄屋敷村(読み)しようやしきむら

日本歴史地名大系 「庄屋敷村」の解説

庄屋敷村
しようやしきむら

[現在地名]天理市三島みしま

三嶋みしま村東方に位置。三嶋村から分離独立した村方である。元禄郷帳には「三嶋之枝郷」と注記がある。その分離独立の理由や年代は明らかでない。慶安二年(一六四九)の丑ノ年免相之事(天理図書館近世文書)なる津藩の年貢免状には、村の肩書に「三嶋之内庄屋敷村」とあり、三〇一・五三一石の村高に対し、取箇は本百姓分として高一八一・四三石、この取米一四三・三二九石(免率七ツ九分)、残る高一二〇・一〇一石は「退転跡ノ田地如斯」で、この取米は八二・七三四石(免率六ツ八分八厘八毛)で「免下遣し候間新百姓をつけ取立可申候」ものとして合わせて取米二二六・〇六三石(ならし免率七ツ四分九厘七毛)に及ぶ高率であったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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