庇手(読み)かばいて

精選版 日本国語大辞典 「庇手」の意味・読み・例文・類語

かばい‐て かばひ‥【庇手】

〘名〙
① 悪く言われないように、また、害を受けないように守ってやる人。
春泥(1928)〈久保田万太郎向島「向島で可哀さうに焼死んださうだ。…といったって誰もかばひ手はない」
相撲で、重なって倒れるような場合、上になった方が相手をかばうため、自分の手を先に地につくこと。負けにならない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android