序する(読み)ジョスル

デジタル大辞泉 「序する」の意味・読み・例文・類語

じょ・する【序する】

[動サ変][文]じょ・す[サ変]はしがき序文を書く。
「我ながら肝を潰して此書の巻端に―・するものは」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「序する」の意味・読み・例文・類語

じょ‐・する【序】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]じょ・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 序文を書く。はしがきを書く。
    1. [初出の実例]「烏夜玉(うばたま)のやみらみっちゃな小説が出来しぞやと我ながら肝を潰して此書の巻端に序するものは」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉はしがき)
  3. 順序をきめる。ついず。
    1. [初出の実例]「其中で序卦と云は文王の次序したる卦の相次第したる義理を連続して序したぞ」(出典:史記抄(1477)二〇)
  4. 順序立てて書く。述べる。
    1. [初出の実例]「伝記的生涯を序(ジョ)するは福音記者の目的にあらず」(出典:福音記者の基督観(1912)〈溝口悦次訳〉推薦の語)

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