底至り(読み)ソコイタリ

デジタル大辞泉 「底至り」の意味・読み・例文・類語

そこ‐いたり【底至り】

徹底していること。
江戸の人の腹をえぐるべき―の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉
外観はそれほどではないが、表に出ないところが念入りで精巧にできていること。
「近年難波なんば風呂屋、何をか目当めあてに―、あまつさへ此比は大寄よせといふ事をはじめ」〈浮・御前義経記・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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