庭木(読み)ニワキ

デジタル大辞泉 「庭木」の意味・読み・例文・類語

にわ‐き〔には‐〕【庭木】

庭に植える樹木
[類語]植木植える植え込む植え付ける植え替える植栽手植え移植植木植え込み寄せ植え鉢植え盆栽プランター

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精選版 日本国語大辞典 「庭木」の意味・読み・例文・類語

にわ‐きには‥【庭木】

  1. 〘 名詞 〙 庭に植える樹木。庭に植えてある樹木。
    1. [初出の実例]「行基菩薩は、ゆくすゑの人のためにこそ、身なるにはきはうゑたまひけれ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「庭木」の意味・わかりやすい解説

庭木
にわき

庭に植え込む目的で栽培し、仕立てた樹木を植木とよび、その植木を庭に植え込んだものを庭木という。庭木は美しい姿や色を観賞するほかに実用性も兼ねること、手入れも容易なことなどを踏まえて樹種を選定する。

 庭木の植栽は、観賞を目的とした人工の自然縮図をあしらった修飾植栽と、生活に役だつ実用本位の植栽に区別することができる。

 庭木はその地域によって樹種、形態、生育特性がある。共通要素からは、常緑樹落葉樹針葉樹広葉樹、高木と低木のように大別できる。庭木は緑化樹と異なり形が特徴づけられる樹種がよく、とくに刈込み、形づけられた姿が美しく上品であることが必要である。また幹(樹皮)は荒々しさや艶(つや)のあるもの、葉は新葉(芽)、成葉、紅葉が楽しめるもの、実(み)は特徴をもった果実の色、形が観賞できるものがよい。

 植え込みにあたっては、庭木相互間の調和とともに、健全に生育させることに心がける。配植に特色をつけるには、庭の中心となる部分に主木を置き、あしらいの木、根締め、境栽といった配列に気をつけると、まとまりが出てくる。また、門や日除(よ)けといった部分的植え込みも、全体の調和のなかに含めて考慮する必要がある。

 庭木は自然形仕立てといっても手入れが必要で、とくに人工的に仕立て管理するものは、成長時期にあわせて整姿剪定(せんてい)、刈込み、芽摘みといった作業が必要である。1~2年放置して、内枝が枯れると、形が崩れる。また樹形回復はたいへんむずかしくなる。寄せ植えしたものや土地条件が悪いと、根づまりしたり下枝の生育、葉色が悪くなる。したがって、断根、施肥、客土などの手当てをして維持管理する作業も必要になる。

[堀 保男]


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普及版 字通 「庭木」の読み・字形・画数・意味

【庭木】ていぼく

庭樹

字通「庭」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「庭木」の解説

庭木 (ニワキ)

植物。ヒガンバナ科の多年草,薬用植物。スイセンの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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