庶民・諸民(読み)しょみん

精選版 日本国語大辞典 「庶民・諸民」の意味・読み・例文・類語

しょ‐みん【庶民・諸民】

〘名〙
① 一般の民衆人民
※菅家文草(900頃)七・清風戒寒賦「庶民於焉見矣、素節斯闌」
※宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解「右庶民之業、稼穡為宗、田疇之道、池溝為先、而不下束把、只如知不知」
学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉三「世の中は目くら千人目あき千人なれば、智者上に在て諸民を支配し上の意に従はしめて可なりと」 〔書経‐洪範
貴族などに対して、身分がふつうの人々。平民
※五箇条の御誓文‐明治元年(1868)三月一四日「官武一途庶民に至る迄、各其志を遂げ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android