廃黜(読み)ハイチュツ

デジタル大辞泉 「廃黜」の意味・読み・例文・類語

はい‐ちゅつ【廃×黜】

[名](スル)《「黜」はしりぞける意》官職を取り上げ、退けること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「廃黜」の意味・読み・例文・類語

はい‐ちゅつ【廃黜】

〘名〙 (「黜」は、しりぞける、官位をおとしさげるの意) 官職をとりあげ、しりぞけること。
醍醐寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状「抑又累葉之家々不忠之科雖悪、偏廃黜其人者、誰又弁朝廷之故実冠帯之威儀乎」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「諸有司の過失を論じて之を廃黜するの権あり」 〔漢書‐外戚恩沢侯表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「廃黜」の読み・字形・画数・意味

【廃黜】はいちゆつ

廃退罷免。〔漢書、外戚恩沢侯表〕高后、呂を王たらしめんと欲して、王陵爭し、孝景將(まさ)に王氏を侯たらしめんとして、脩侯(でうこう)色を犯す(強諫する)。卒(つひ)に用(もつ)て廢黜せらる。

字通「廃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android