建長寺造営料唐船(読み)けんちょうじぞうえいりょうとうせん

山川 日本史小辞典 改訂新版 「建長寺造営料唐船」の解説

建長寺造営料唐船
けんちょうじぞうえいりょうとうせん

建長寺船とも。鎌倉後期の寺社造営料唐船の一つ建長寺勝長寿院の造営料獲得のために幕府が派遣し,警固沿岸御家人に命じた。1325年(正中2)7月出航,翌26年(嘉暦元)9月までに帰国した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の建長寺造営料唐船の言及

【建長寺船】より

…鎌倉末期,建長寺造営のために元に派遣された幕府公許の貿易船。当時は建長寺造営料唐船と呼ばれた。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて,社寺造営の費用を調達するために,幕府が認めた貿易船が次々に元へ派遣された。…

※「建長寺造営料唐船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android