弁慶石町(読み)べんけいいしちよう

日本歴史地名大系 「弁慶石町」の解説

弁慶石町
べんけいいしちよう

中京区三条通寺町西入

東西に通る三条さんじよう(旧三条大路)を挟む両側町。町の西寄りを麩屋町ふやちよう通、東寄りを御幸町ごこまち通が南北に通る。

平安京の条坊では、町の北側は左京三条四坊三保一三町南側、及び同南側は四条四坊四保一六町北側の地。平安中期以降は、三条東京極大路の西にあたる。この町辺りに京極寺があった(中右記)

この町には、「天皇自三条京極第家保朝臣ノ第、遷土御門内裏(「百錬抄」大治五年三月四日条)とあるように、崇徳天皇が行幸した藤原家保の第があった。

また暦仁元年(一二三八)設置の四八ヵ所篝屋の一つが、三条京極の篝屋であったことは「太平記」にみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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