弁柄・紅殻(読み)ベンガラ

精選版 日本国語大辞典 「弁柄・紅殻」の意味・読み・例文・類語

ベンガラ【弁柄・紅殻】

〘名〙 (Bengala インドの「ベンガル」で産出したところから)
① 黄味を帯びた赤色顔料酸化第二鉄を主成分とする。安価で着色力・耐久性が強い。塗料・ゴム・油絵の具の顔料、ガラスや金属板の研磨材として用いられる。べにがら。鉄丹代赭(たいしゃ)
随筆・我衣(1825)「べんがらにて下を染、渋にてとめ、漆をはく安ものなり」
浮世草子西鶴置土産(1693)一「べんがらの大嶌のふろしきに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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