弁聡(読み)べんそう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弁聡」の解説

弁聡 べんそう

?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。
飛鳥寺法師法隆寺蔵「観音菩薩造像記」(重文)に,鵤(いかるが)大寺(法隆寺)の徳聡,片岡王(かたおかおう)寺(放光寺)の令弁とともに,父母の恩にむくいるため観音像をつくったとあり,裏面には,百済(くだら)王族である大原氏の出としるされている。銘文中の甲午年は,持統天皇8年(694)と推定される。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android