弄回・弄廻(読み)いじくりまわす

精選版 日本国語大辞典 「弄回・弄廻」の意味・読み・例文・類語

いじくり‐まわ・す いぢくりまはす【弄回・弄廻】

〘他サ五(四)〙
指先でやたらになでたりひねったりする。また、収集物や器械などをなぐさみにもてあそぶ。
田舎教師(1909)〈田山花袋五三「あれのこれのといぢくり廻したりした」
② はっきりした方針目的もなく、物事にあれこれとやたらに手を入れて変えたり、動かしたりする。
※明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉大正八年夏の世相多く藪医者の手にかけていぢくり廻し」

いじり‐まわ・す いぢりまはす【弄回・弄廻】

〘他サ五(四)〙 指先で、しきりになでたりひねったりする。いろいろともてあそぶ。
談義本・当世穴穿(1769‐71)四「世の中の学問者とやらは、いかふ片押(かたをし)な物と承及ましたが、仏様をもいぢり廻す物でござりますか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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