弄玉(読み)ろうぎょく

精選版 日本国語大辞典 「弄玉」の意味・読み・例文・類語

ろうぎょく【弄玉】

[1] 〘名〙 =ろうがん(弄丸)
三代実録‐貞観三年(861)六月二八日「種々雑伎。散楽、透撞、咒擲、弄玉等之戯、皆如相撲節儀
[2]
[二] 中国、秦の穆公の娘の名。簫(しょう)のたくみな簫史と結婚し、のち、二人で鳳凰とともに飛び去ったという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の弄玉の言及

【品玉】より

…手玉や短刀などを空中に投げ上げて,これを巧みに受け止める曲芸の一種。中国古代の雑戯または百戯の一種で,〈弄玉〉〈飛丸〉〈跳剣〉などともいわれた。日本には散楽のなかの一曲として伝えられ,その姿は正倉院の弾弓の漆絵や《信西古楽図》などにみられる。…

※「弄玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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