引き縄(読み)ひきなわ

精選版 日本国語大辞典 「引き縄」の意味・読み・例文・類語

ひき‐なわ‥なは【引縄・曳縄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物につけて引くなわ。引綱。ひきのう。
    1. [初出の実例]「風はこぶ半の雲をひき縄にふじの高根の墨ぞしらるる」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)九)
  3. 航行する船上から擬餌針などをつけた釣糸を垂れて水中をひきまわし魚類を捕る漁法ブリ、カツオ釣りなどで行なわれる。引縄釣り。ひきのう。
  4. ひきづな(引綱)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android