引削(読み)ひっそぐ

精選版 日本国語大辞典 「引削」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐そ・ぐ【引削】

〘他ガ四〙 (「ひっ」は接頭語) 勢いよくそぐ。鋭くとがるようにきり削る。そぐ。
浄瑠璃・関八州繋馬(1724)道行「耳ぎはずんどひっ薙(ソギ)生血合子に絞り受け」

ひっ‐そぎ【引削】

〘名〙 鋭く削り落とすこと。また、そのもの。
※俳諧・境海草(1660)付句「ももつくは端山しげ山分越て 此面かのもの竹のひっそき〈三征〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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