引台(読み)ヒキダイ

デジタル大辞泉 「引台」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だい【引(き)台】

歌舞伎大道具の一。車のついた台で、俳優を乗せて舞台へ出入りさせる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引台」の意味・読み・例文・類語

ひき‐だい【引台】

〘名〙 歌舞伎大道具の一つ。車のついた高さ四寸(約一二センチメートル)ほどの台で、大道具を飾ったり俳優を乗せたりして引きだし、引き込むもの。広さは場合によって異なり、舞台転換などに用いる大掛かりなものは引道具という。引枠、ワゴンとも。
※歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)一「鼓の合方にて花道より引台にて舞台へ来て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android