引敷物(読み)ヒシキモノ

デジタル大辞泉 「引敷物」の意味・読み・例文・類語

ひしき‐もの【引敷物】

敷物和歌では海草の「ひじきも(鹿尾菜藻)」にかけて用いられることが多い。
「思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむ―には袖をしつつも」〈伊勢・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引敷物」の意味・読み・例文・類語

ひしき‐もの【引敷物】

  1. 〘 名詞 〙 しきもの。ひっしき。ひしき。多く「ひじきも(鹿尾菜藻)」と掛詞にして用いる。
    1. [初出の実例]「思ひあらば葎(むぐら)の宿に寝もしなんひしきものには袖をしつつも」(出典:伊勢物語(10C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android