引料(読み)ひきりょう

精選版 日本国語大辞典 「引料」の意味・読み・例文・類語

ひき‐りょう ‥レウ【引料】

〘名〙
宅地代替地と引き換えにしたときに、交付する金銭。引越料。
仮名草子・むさしあぶみ(1661)下「引料(ヒキレウ)として家壱家(け)に付、金子七十料宛(づつ)給」
② 客を商店遊女屋などに誘引した手数料
歌舞伎・傾城角田川(1704)三「禿を一人求めたるが、最早や直に突出にして、只今引料(ヒキレウ)もくゎっとうる心なれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android