引縛(読み)ひっちばる

精選版 日本国語大辞典 「引縛」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐ちば・る【引縛】

〘他ラ五(四)〙 (「ひきしばる(引縛)」の変化した語) 強くしばる。
雑兵物語(1683頃)下「手負が有べい時は、〈略〉帯にてひっちばりせおって」

ひっ‐しば・る【引縛】

〘他ラ五(四)〙 「ひきしばる(引縛)」の変化した語。
※足利本人天眼目抄(1471‐73)下「黄竜は学者をひっしばって三関に趁い入て置たぞ」

ひき‐しば・る【引縛】

〘他ラ四〙 ぎゅっとしばる。ゆわえる。
愚管抄(1220)五「ひきしばりて部屋押籠てけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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