引込線(読み)ヒキコミセン

デジタル大辞泉 「引込線」の意味・読み・例文・類語

ひきこみ‐せん【引(き)込(み)線】

鉄道の主要線路から分かれ、駅構内の特定場所工場などへ引き込まれた線路。
屋外変圧器から屋内に引き込んだ電線。また、電話配線ケーブルから分岐し、加入宅内に引き込んだ回線

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引込線」の意味・読み・例文・類語

ひきこみ‐せん【引込線】

〘名〙
① 鉄道の本線から工場や車庫などに引き込まれた線路。専用側線。ひきこみせんろ。ひっこみせん。
ロシアに入る(1924)〈荒畑寒村〉西比利の汽車旅行「鉄道の曳込線に数知れざる貨車が並んでいるが」
柱上変圧器から、工場や家庭などの直接電力を消費する場所へ引き込まれた電線。
風俗画報‐一九七号(1899)鹿児島市暴風雨の災害「電柱電線に格別の被害なく、唯だ生産町の本線に一ヶ所と、他の引込み線に数ヶ所〈略〉曲みを生せしのみなりといふ」

ひっこみ‐せん【引込線】

〘名〙 「ひきこみせん(引込線)」の変化した語。

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